コンテンツマーケティングやECサイトなど数多くのページを管理しなくてはならない場合、課題のあるページの特定と改善がとても大切です。
可能な限りわずかな調整で大きな効果を得られそうな伸びしろのあるページを特定するテクニックを紹介します。今回使うツールは、Googleアナリティクス(GA)とGoogle Search Console(GSC)を使います😄
私のような面倒なことが死ぬほど大っ嫌いで、最小限の労力で最大限の成果を得たいと考えている方におススメの内容となっております😇
※ちなみに私は分析屋ではないので、プロフェッショナルなガチ分析はできません💦
戦略を考える
今回の目的は「わずかな対策で、WEB資料請求が増え続けるページを特定!」という事です😅このわがままな目的を達成するための戦略を考えましょう
「軽微な修正でWEB資料請求が増え続けるページ」とは?一体どのようなページでしょうか🤔まず、分解しながらそこから考えます。
様々な指標がとても良いのに、一つだけ悪い指標がボトルネックとなり成果に繋がっていない。そのようなページを特定し改善すれば、わずかな対策で大きな成果を得られる可能性があります🙄
軽微な修正とは?ページの指標を改善するために、できるだけ膨大なコストを要さずに実施できそうなものがよいですね🤔そのようなページを探し出しましょう。
WEB資料請求が増え続けるとは?改善後WEB資料請求が増加し、それが恒久的に継続することを目指すという事ですね。SEO施策であれば向いているように思います。🙄
道具をそろえる
今回は使用する道具は、seoに不可欠なGoogleアナリティクス(GA)とGoogle Search Console(GSC)を用意しましょう。
Google search console(GSC)とは
Google search console(GSC)は、自社サイトがGoogleの検索エンジンでどの様に登録されてるのか?そして、どの様に検索者に検索されているのか確認することができるGoogle公式サービスです。
Googleの検索結果ページ(SERP)にどんなキーワード検索されて、何回表示され何回クリックされたかなどを確認できます。
Googleアナリティクス(GA)とは
Google analyics(GA)は、自社のホームページに訪問者がどの様にアクセスしているかを確認できるツールになります。
今回使用するのは最新のGA4ではなく、ユニバーサルアナリティクス(UA)です😅
あらかじめWEB資料請求をコンバージョンとして計測できるように設定しておいてください。
また、Google analyics(GA)側の設定で、search consoleと連携させることが出来るので、まず連携させてください😄連携させるとイロイロお手軽です。
※今回のお題に対する対応はGA4でもやりようはありますが、GA4からBigQueryにデータを移行してBigQuery上で行う必要があり、かなり手間がかかります🤔そのうち紹介します。
道具がそろったら戦術を考える
google search console(GSC)とgoogle analyics(GA)ではそれぞれ、以下ような式が成り立ちます。
ファネル | 計測方法 | 指標 | 計算式 |
---|---|---|---|
訪問前 | Google Search Console(GSC) | クリック数 | クリック数=表示回数(GSC)×クリック率(GSC) |
訪問後 | Googleアナリティクス(GA) | 資料請求数 | 資料請求数=サイト流入数(GA)×CVR(GA) |
この2つの式は下記の様に表す事もできます。
GSCのクリック数=organic流入数であり、サイト流入数(GA)の一部となります。
organicからの資料請求数=表示回数(GSC)×クリック率(GSC)×CVR(GA)
この式を見て少ない労力で改善できそうな指標がないか見てみましょう😄
表示回数(GSC)…これはキーワードの検索ボリュームと表示順位で主に決まる指標です。SEO施策の最も重要な指標であり、キーワードによっては上位表示させて表示回数を上げることは非常に困難を極めます。
クリック率(GSC)…Googleの検索結果ページ(SERP)のクリック率を上げる方法は比較的簡単です。検索結果に表示されている前提で、後はいかにしてクリックされるようにするか施策を考えることになります。
CVR(GA)…これはサイト内全体を調査して課題の特定・対応策が必要となり、場合によってはかなり大掛かりな分析と回収作業が伴います。
この3つだと「クリック率」の改善が最も労力が低いように思われます😄
従いまして、以下のようなGSCのクリック率だけに課題があるページをGAで探せばよいわけです。
資料請求数=表示回数(高い)×クリック率(低い)×CVR(高い)
この数式を言葉で表現すると「ページまで来てくれれば、たくさん資料請求が取れ、しかもGoogleの検索によくひっかかっているのに、なぜかあまりGoogleでクリックされないページ」という事になります。
このようなCTRだけに課題があるようなページを全て洗い出して、CTRの改善策に取り組めば、資料請求は増えるはずです!
これで分析要件は整いましたね😉ここまで整理できたらツールを使いましょう。
ではさっそく作業にとりかかりましょう
Googleアナリティクスの「集客>SearchConsole>ランディングページ」に移動します。
コンバージョンに目標を選択します。GAだと使いにくいので最大の5000件を指定して、スプレッドシートにエクスポートします。ページの右下から行数を指定できます。
EXCELでもCSVでも大丈夫ですが、ここではGoogleスプレッドシートにします。ページの左上からエクスポートできます。
スプレッドシートから「表示回数=高い」「クリック率=低い」「CVR=高い」ページを見つけ出します。
それぞれの指標を見てどのくらいの値以上なら高くて、どのくらいの値以下なら低いのか見定めます。
ここでは仮に「表示回数500以上」「CTR3%未満」「CVR2%以上」と設定しましょう。
条件付き書式を利用すれば一発でこの条件を満たすページを特定できそうですね🤔
=and($B8:$B>=500,$D8:$D<3%,$K8:$K>=2%)
スプレッドシートの条件付き書式でカスタム数式で上記の条件を入力します。
そうすると思惑通りの課題を抱えたページが色分けしてあぶりだされます。ページを特定できたら、具体的にページを確認してクリックされない原因の仮説を設定して、施策を練りましょう🙄
実際の実行結果のイメージです。このサンプルはムリクリ記事のテーマに合わせてそもそも資料請求してないページの分析結果を、変な感じですが気にしないでください😂スプレッドシートのイメージですw
実際に抽出したページを1ページずつ確認する
ここで一つ一つ見ていくと、明らかに目的が異なるページがマッチするケースも少なくありません😅この資料請求者は見込み客じゃなくて明らかに求職者では・・・みたいな・・・そいうのめちゃ多いです。
一つ一つ丁寧に確認して、ちょっと手直ししたら爆上がりしそうなページが潜んでないか確認しましょう👀
検索結果のクリック率をCTRを上げる!
具体的な施策については「SEO検索結果でクリック率(CTR)を爆上げする5つのコツ」に既にまとめた記事を書いているので是非ご参照ください😆
まとめ
という感じです😅いきなりGA眺めるんじゃなくて、何を抽出したいか初めに考えて、ツールに向き合った方が意外とすんなり進みます😊
これと同じことをGA4でやるには多分スプレッドシートかbigqueryでGoogle Search Consoleと突合しないといけないと思うのですが、そのうちチャレンジしてみようと思います😅
コメント