マーケティング戦略上SEOは非常に重要です。なかでも検索はユーザのインサイトが検索クエリに現れます。検索キーワードを分析する事によりサイト訪問者のインサイトを導きやすくなります。
Googleが公式に提供しているGoogleサーチコンソールを使うことで、Googleに自社のどのページがどの位表示されていて、どの程度クリックされているか確認することができます。
検索キーワードの種類
検索キーワードは様々な観点で分類することができます。代表的な分類方法を紹介します。
ユーザが検索時に使用するキーワードのことを検索クエリと呼びます。また、検索キーワードはマーケティングの担当者がターゲティングのために使用する検索語句をさします。
検索インテント別クエリ
ユーザの検索意図を元にした検索クエリの分類方法です。検索インテントとは検索意図のことで、検索キーワードの裏にあるユーザーがどのような状況で何を知りたいと思っているのか感情や意思を指します。
- Knowクエリ …「知りたい」情報収集型 (Informational: インフォメーショナル)
- Doクエリ …「したい」何かをしたいという意図を含むクエリ。
- Goクエリ …「特定のサイトや場所へ行きたい」案内型 (Navigational: ナビゲーショナル)
- Buyクエリ …「購入したい」取引型 (Transactional: トランザクショナル)
検索インテントによって検索している目的を把握できます。
キーワード種別
検索キーワードを指名検索なのか一般検索なのかを区分した分類方法です。指名検索とは商品名や会社名、人物名などそのブランドを知らないと検索できないキーワードです。
- 一般検索キーワード …指名以外の検索キーワード
- 指名検索キーワード …特定の人名、商品名、サービス名、会社名など
指名検索はそのブランドの認知度と相関関係がみられ、指名検索が増えるとCVRがあがりやすくなります。
メインキーワード(コンテンツ別クエリ)
メインキーワードとは検索者が知りたいことの対象を示す主たるキーワードです。このメインキーワードを取り扱っている商品や商品カテゴリページ、コンテンツマーケティングなどを行ってるテーマなど、カテゴリごとに分類します。これにより角のようなテーマに関心があるユーザがサイトに訪問しているのか傾向をつかむことができます。
サーチコンソールを見ながら主な流入キーワードからカテゴリに分類してます。当ブログであれば以下のようなクエリ別にテーマを分類できます。
- KPI … KPI、KGI、KSF、他
- SEO … SEO、内部対策、外部対策、SERP、検索、他
- GA … GA、UA、アクセス解析、ページビュー、他
たとえば、ECサイトであれば、口紅・ファンデーション・化粧水を「ビューティケア」などと分析しやすいようにテーマごとにカテゴリに分類します。
検索クエリをテーマごとに分類することで、ユーザの関心事のボリュームを把握しやすくなります。
ボリューム別クエリ
検索回数を元にした検索キーワードの分類方法です。スモールキーワードのことをロングテールキーワードということもあります。
- ビッグキーワード …検索ボリュームが大きい検索キーワード
- ミドルキーワード
- スモールキーワード …検索ボリュームが小さい検索キーワード
ビッグキーワードは検索ボリュームが大きい反面、抽象度の高いキーワードが多く検索意図を絞りにくい傾向があります。一方、スモールキーワードになるとより具体化し、検索意図を特定しやすい傾向があります。検索流入数などの打ち手を考えるさいに役立ちます。
その他
- ロケーションクエリ …地名などを示すキーワード
このように検索クエリをさまざまな切り口で分類することでユーザの検索意図を把握することに役立ちます。
まとめ
代表的な検索クエリの分類方法について紹介しました。検索クエリを分類することでユーザの検索意図をよりイメージしやすくなります。
ユーザの検索意図を把握し、ユーザの目的に合ったコンテンツを提供しつつ、WEBサイトの目的を達成するために何が必要か。戦略や施策を検討しましょう。
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