商売の基本:新規顧客と既存客はどっちがどの位大事?

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新規顧客とは初めて購入頂いたお客様のことです。既存客は過去の一度以上購入頂いたことがあるお客様のことになります。

新規顧客獲得も大事ですが、それ以上に既存客が重要だというお話です。スプレッドシートで確認できる簡単なシミュレーションを用意しました。

そんなのあたりまえやろ!っていう方もこのページにせっかくお越しいただいたので読んでいただければ幸いです。😅

新規よりリピートの方が死ぬほど大事という話

常にリピート率が高いお店がガンガン販促して新規獲得している場合と、常にリピート率が低いお店がガンガン販促して新規を獲得する場合、どの程度の違いが発生するか?試してみましょう😉

リピート率80%,50%,20%の3つのお店が、毎月100人新規獲得する販促活動を行い続けたとします。その場合12か月後来店人数が何人になっているかという簡単なシミュレーションです。

リピート率80%の来店人数の推移

まずはリピート率80%のお店を確認しましょう。

リピート率80%のお店が毎月100人新規を集客した場合の集客推移

合計来店人数のうち常に100人が販促による新規顧客です。リピート率80%のお店は新規獲得が一定でも、着実に合計来店人数が増えている様子がわかります。販促費をある程度抑えても大丈夫そうですね🤗さらにサービスや商品に力を注げます。

このようになれば商売もうまくいくわけです。しかし、月間来店人数が500人に近づくにつれ伸びが鈍化している様子がわかります🤔

ちなみに、新規顧客獲得が50件だと来店数はちょうど半分になります。

具体的な計算方法・実数はこちらのスプレッドシートで確認いただけます。

※Googleアカウントが必要です。

リピート率50%の来店人数の推移

次のリピート率50%のお店を見てみましょう。

リピート率50%のお店が毎月100人新規を集客した場合の集客推移

来店人数が200人で完全に頭打ちになっている様子がわかります。200人のうち半分は販促で集めたお客様です。リピートしてくださっているお客様は半分だということがわかります。販促をやめると来店人数は50%減となります😥

ちなみに、新規顧客獲得が50件だと来店数はちょうど半分になります。

具体的な計算方法・実数はこちらのスプレッドシートで確認いただけます。

※Googleアカウントが必要です。

リピート率20%の来店人数の推移

では、リピート率20%のお店を確認してみましょう。

リピート率20%のお店が毎月100人新規を集客した場合の集客推移

一か月の来店人数は125人で頭打ちになっています。毎月100人が新規で獲得しているお客様なので、リピートしてくださっているお客様は25人しかいないということです。販促を止めた瞬間に来店数は、75%減になってしまうため、販促をやめられません。これは大変です!😫

ちなみに、新規顧客獲得が50件だと来店数はちょうど半分になります。

具体的な計算方法・実数はこちらのスプレッドシートで確認いただけます。

※Googleアカウントが必要です。

これはお店への来店人数だけでなく、サイトへのアクセス数(セッション数)やアプリの起動数(DAU,MAU)なども全く同じことが言えます🙄どんな商売であれ、重要なベンチマークです。

まずはリピート率を確保

以上を踏まえまして、まずはどの程度リピートできているのか確認し、一定数リピート率を確保したうえで販促費を投下したほうがよいのです。

ただ実際は、当たり前ですがここまで単純な話ではなく…😅もっと掘り下げねばならないのですが、、いったん新規獲得と既存客の性質の違いが伝わればここでは目的達成とします。さらに掘った話は記事にしたいと思います。

既存客を増やすためのリピート注文を分解して解説したF2転換率の記事も書いたので、ぜひ読んでください😄

後、ここまで話しておいてなんですが、取り扱う商材によっても異なります。例えばハウスメーカーなど、一人の顧客が何件も家を建てることがそもそも少ない商材などは必ずしも当てはまりません😅商材によっても実際は影響を受けます。

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