GA4でコンテンツグループをどの様に設定すればよいか解説します。
このコンテンツグループは、例えば商品ページのカテゴリ毎にユーザー数やセッション数を計測している場合などはメチャクチャ重要な機能です。KPI管理シートなどで複数ページのユーザ数などの指標を集計する際に欠く事の出来ない機能です。
また、設定してから指標の計測が始まります。設定以前は計測の対象外であるため早めに設定しましょう。
コンテンツグループとは
コンテンツグループとは、複数のページをまとめてグループ化して指標を計測する機能です。この機能がなぜ重要か簡単に解説します。
コンテンツグループが重要なわけ
例えば、ECサイトを運用しているとします。「商品ページを閲覧したユーザ数」を計測したいとしましょう。
商品ページを閲覧したユーザ数は、商品ページが複数あるためすべての商品の閲覧者数の合計値をとる必要があります。しかし、ここで落とし穴があり、1人のユーザが複数の商品を見た場合、ページ毎に計測されるユーザ数の合計値であるため重複してしまうのです。

実際は下記の表内の赤字のようになるはずである。特定のページ群のユーザ数を取得した場合は、コンテンツグループを制作する必要がある。
ページ名 | ページを見た人 | ユーザー数(DAU) |
---|---|---|
商品Aページ | 田中さん、伊藤さん、斎藤さん | 3人 |
商品Bページ | 田中さん、伊藤さん | 2人 |
商品Cページ | 田中さん、斎藤さん、石井さん | 3人 |
合計 | 田中さん、伊藤さん、斎藤さん、石井さん | 8人←本当は4人 |
この重複を防ぐためには「商品ページ群」といったコンテンツグループを作成しコンテンツグループ単位で計測す必要があるのです。
コンテンツグループ | コンテンツグループを見た人 | ユーザー数 |
---|---|---|
商品ページグループ | 田中さん、伊藤さん、斎藤さん、石井さん | 4人 |
コンテンツグループの設定方法
設定の概要としては簡単で、イベントのパラメータに「content_group」を追加するだけ完了です。そのイベントが発火するたびにコンテンツグループ名毎に集計されます。
GA4の管理画面で設定する
ここではURLが一定の条件を満たせすコンテンツをコンテンツグループにまとめたいと思います。グループはいくつでも作ることができます。


条件を設定し、特定の条件下で「content_group」が付与されるようになります。そして、「content_group」パラメータの値毎にグループ別に指標を集計されるようになります。

上の期のサンプルは以下のように設定しています。cotentsという
設定
- 変数の名前:コンテンツグループ(記事・日付)
一致する条件
- パラメーター:event_name
- 演算子:次を含む
- 値:page_view
- パラメーター:page_location
- 演算子:次を含む
- 値:/contents/ ←ご自身のサイトに合わせて修正ください。
パラメータの変更
- パラメーター:content_group
- 新しい値:article
GTMを使って設定する
※執筆中
まとめ
初めの設定が面倒ですが、一度設定してしまえば以降は正しく計測できるので早めに設定してしまいましょう。
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